個人年金保険の種類と代表的な商品を知ろう

個人年金と一口に言っても実に様々な商品があります。性質的には預貯金に近いようなものから、かなりリスクをとって将来の年金額を増やそうという積極運用タイプ。また、受け取り方法にも色々なタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、どんなタイプの個人年金が自分に合っているのかを考えましょう。
年金の受取金額による分類
個人年金についてはまず「定額年金」と「変額年金」の二つに多きく分類することができます。定額年金というのは「契約時点で将来の受け取り年金額が原則的に決定するもの」です。一方の変額年金というのは「保険料の運用結果次第で将来の受け取り年金額が変動するもの」となります。
一般的な金融商品にたとえると、前者の定額年金は銀行預金や国債などに近いイメージとなります。後者の変額年金は投資信託や外貨預金(外債投資)などに近いイメージとなります。
定額年金と変額年金はどっちがいいの?
どちらがいいのか?という点は考え方次第といえます。
老後のために安定した年金を確保したいというのであれば定額タイプ。多少リスクをとってでも年金を増やしたいというのであれば変額のほうが良いかもしれません。
また、変額年金タイプはインフレに強いという点も特徴といえます。(参考:インフレリスクとは)
年金の受取期間による分類
年金の受け取り方法については「年金の支払い方法と受け取り方法」でも説明しましたが
・定期年金
・確定年金
・終身年金
・連生年金
があります。民間の私的年金で人気なのは「終身年金」に一定の保障期間をプラスした保障期間付き終身年金が人気です。
ただし、終身年金+保障期間というのは、保険会社が長生きリスクを負うことになるため、その分、一月当たりに受け取れる年金額が小さくなってしまいます。