自己投資で価値を高めることが年金対策

最近多いのが、保険会社による年金保険。税制上の優遇もあり高い人気があります。変額年金に代表される商品となっています。運用成果は投資家(個人)が負うことになるタイプが多いのでしっかりと商品性などを理解する必要があります。
個人の最大の資産は労働力
ご両親が資産家といったケースを除外して、普通の人の場合、最大の財産は自分自身がもっている労働力です。
働いて得るお金は生涯賃金として2億円から3億円と言われています。この働いて得るお金というものが個人が考えるべき最大の収入源なのです。
若い時から資産運用や投資について学ぶこと自体は決して悪くありませんが、たとえば少ない資産を運用に回しても得られる収益はわずかです。100万円の資産の利回りを2%向上させてても1年に増えるお金は2万円に過ぎません。
しかしながら、給料の伸び率を2%向上させることができれば、それだけで数千万円単位で得あられる収入は変わってくることになります。これは長期間労働市場で働くことができる若者こそ高い効果が表れます。
そのため、若い人ほど、より稼げる人になるための自己投資が効果的なのです。
もちろん、働くということはお金を得るだけでなく、より豊かな人生を送る上でも大切なことです。仕事はお金だけじゃなくやりがいも必要です。ただし、その「仕事を選ぶ」ためにも自身が労働市場で評価される人材となることが必要不可欠名のではないかと思います。
収入が増えれば、その分老後を心配する必要も小さくなる
労働によって稼ぐお金が増えれば「厚生年金」などの将来受け取れる公的年金の金額も大きくなります。また、家計にも余裕が出るので、その分を運用などに回すことができるようになり、じぶん年金作りにも有効です。
「確定拠出年金」のようなプラスαの年金にお金を出す余裕も出てくるはずです。
そうなってくると老後についてもお金に関する心配は小さくなります。
長く働けるスキルや経験は年金不足も一気に解消
また、沢山の金額を稼げるという方向以外にも、「長く働ける能力」というのも重要なポイントです。
「年金以外で老後を乗り切る方法」でも紹介しましたが、将来の年金不足を解消する方法は定年後(65歳以降)も月20万円の収入を得る手段を見つけることです。
これだけあれば将来の年金不足というものは現在の給付水準から考えれば解決することができます。 若い時から、老後も働く事ができるような知識や経験、スキルを身につけておくことは年金対策にもなるわけです。
「65歳の定年=即リタイヤ」ではなく、もっと長く働けるだけの経験やスキルを身につける、あるいは定年後でも続けられる自分のビジネスを作っておくということは年金対策にもなるわけです。