年金以外で老後を乗り切る方法

「老後」が早すぎる?
公的年金制度だけで生活するというのは今後将来を考えたとき、持続不可能な社会となっていることは間違いありません。
現役時代にたくさんの富を築くことができた、特別な人を除き、私たち普通の人というのは老後を年金だけにたよるというのは事実上不可能だと思います。
たとえば、「老後に必要なお金はいくらかのか?」ゆとりある老後を過ごすために必要なお金は約3000万円と試算しました。
ところが、老後までにそれだけの資金を準備できるという人はごく限られるはずです。じゃあ、どうするのか?ゆとりのない貧乏生活を余儀なくされるのか?という話になってしまいます。
そんなことはありません。そもそも年金というのは、労働市場からリタイヤした人が老後を生活するためのお金です。もし、年金だけで暮らせないというのであれば、定年後も働くという選択肢が残っています。
老後も働かなければならないのか?
そもそも、平均寿命が延びる中、長く働くということは合理的な話です。もちろん定年については個人で決めることができませんが、定年を迎えるまでの間に、定年後も何らかの収入を得るための努力をしておくというのは年金問題を解決する一つの手段だと認識しておくべきだと思います。
仮に80歳まで20万円の収入を得ることができるとした場合、公的年金をプラスすれば十分にゆとりをもった生活を送ることができるようになります。
そのためにどうしなければならないか?
老後も必要とされる人材である必要があります。何も独立したり自営で何かをやれとか肉体労働をやれというわけではありません。これまでの長い経験を活かすことでできる仕事というものを「現役時代のうちから」何か探しておくことが大切なのだと思います。
ビジネスマンとして30年、40年と業界に関わってくるとその仕事の延長や関連分野において定年後にも仕事として成立するだけの知識や経験をお持ちなのではないかと思います。
こうしたことは、たとえば副業といった形で将来やりたいビジネスを始めておくのも良いかと思います。定年間際になってから考えても遅いです。まだまだパワーのある40代、50代の時から考えておき、準備をしておくと良いかと思います。
社会に関わり続けることは大切かも
「定年後=老後で悠々自適」 こういう暮らし方ももちろん、一つの過ごし方です。
しかしながら、定年後に燃え尽き症候群のようになる方も多いとお聞きしています。可能な限り社会とつながるという人生もこれからの一つの価値観になるのではないかと思います。