老齢年金の仕組みや特徴、受給条件
老後のための生活資金のベースとなる年金です。国民年金の場合は「老齢基礎年金」が、厚生年金加入者の場合はこれに加えて「老齢厚生年金」が受給できます。さらにその他の付加年金に加入している場合はそれぞれの年金から老齢年金を受給できます。
老齢年金とは何か?
老齢年金というのは、老後資金(老後費用)をカバーする年金制度です。
最新の平均受給金額については「国民年金、厚生年金平均受給額」を参考にしてみてください。老齢年金は国民年金をベースにした「老齢基礎年金」。厚生年金をベースにした「老齢厚生年金」があります。
ちなみに、それぞれ生まれた年によって受給開始期間などが異なります。
当サイトでは昭和50年生まれの方をベースに解説していきます。
老齢基礎年金
20歳から60歳までの間に40年の間に一定期間の保険料を納付した方が受け取れます。受給開始は65歳から死亡するまでの終身年金です。ただし、60歳から減額された年金の繰上受給をすることもできます。
受給資格は国民年金、厚生年金、共済年金の合計加入期間が25年以上必要です。ただし、平成24年に成立した年金機能強化法により、資格期間は10年に短縮されます。(平成26年4月施行予定)
老齢厚生年金
厚生年金保険の被保険者期間が1カ月以上あれば受給できます。
受給開始は65歳になってからです。
受け取ることができる金額は、「報酬比例」となります。現役時代に支払った保険料(給与の額)によって変わります(報酬比例部分)。 また「生年月日別支給乗率」「保険料を納めた月数」によっても変わります。
当然ですが、長期間加入して、高額の報酬を得ていた人(高額の保険料負担をしていた人9の方が受け取れる老齢厚生年金の金額はたかくなります。
在職老齢年金
在職老齢年金とは、60歳以降も在職しながら受ける老齢厚生年金を指します。賃金、根金額に応じて一部、または全部の支給が停止されます。