付加年金

付加年金は毎月の国民年金に対して月額400円をプラスして納付することで老齢基礎年金(老後の基礎年金)を上乗せすることができる制度です。たとえば、10年間付加年金に加入した場合、400円×12カ月×10年=48000円で、受給年金額を年あたり24000円増加させることができます。
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付加年金のメリット、デメリット
付加年金はわずかな保険料負担で、将来の老齢基礎年金を増やすことができるというお得な年金制度です。
毎月の国民年金の掛け金に400円をプラスするだけで、将来1年あたり200円の年金をプラスさせることができるんです。400円をかけて200円ですから、年金を2年以上受け取ればプラスになる計算になります。
仮に65歳から80歳まで生存するとします。仮に20年間付加年金を支払ったらどうなるか?
20年間の付加年金額:400円×12カ月×20年=96000円
老後の受け取り年金額(付加年金分):48000円×15年間=72万円
10万円弱の保険料負担で72万円も総年金受取額が増加するわけです。
ちなみに、デメリットとしては、付加年金に加入するとその他の2階部分に相当する年金に加入できないという点です。同じように年金として割のいい「国民年金基金」との併用加入は認められていません。
また、自営業者など「第1号被保険者」ではないサラリーマンや公務員、サラリーマンの妻などはこの付加年金には加入することができません。
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