楽天証券の個人型確定拠出年金(401k)
大手ネット証券の一角である楽天証券が、満を持して2016年より個人型確定拠出年金(iDeCo)のサービスを開始しました。
たわらノーロードのような低コストインデックスファンドといった商品ラインナップが充実している上に、2017年5月には運用管理機関手数料を完全無料化するなど、コスト面でも優れます。
もちろん、企業型401kからの移行もOK。
楽天証券の確定拠出年金のメリット
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の大きなメリットはその取扱商品と手数料です。
(日本株)DCニッセイ日経225インデックスファンドA 0.21%
(外国株)DCニッセイ外国株式インデックス 0.23%
(日本REIT)DCニッセイJ-REITインデックスファンドA 0.27%
(日本債券)三菱UFJ 国内債券インデックスファンド 0.13%
(外国REIT)DC外国リートインデックスファンド 0.30%
上記は楽天証券がiDeCoで扱っている投資信託とその信託報酬(手数料)です。
いずれもほとんどのファンドがインデックスファンドの中でも最低水準のコストとなっています。
個人型確定拠出年金(iDeCo)においては、一般の投資口座と違って選べるファンドはインデックスファンドが中心で種類も各アセットクラス(投資対象)ごとに一つだけというケースが多いです。
銀行・証券会社の中にはこうしたファンドをわざとかどうかはわかりませんが信託報酬が高いファンドを扱っているところもあります。
(日本株)日経225ノーロードオープン 0.8640%
(外国株)ダイワ投信倶楽部外国株式インデックス 1.0260%
上は十八銀行(長崎)の個人型確定拠出年金の投資信託の信託報酬です。
比較していただくとわかりますが、日本株は4.11倍、外国株は4.46倍もコスト高です。個人型確定拠出年金は10年、20年と運営していくわけで、こうした取扱商品による見えにくいコストは長期的に大きな差になります。
2017年5月からは運営管理機関手数料も完全無料化!
さらに、楽天証券では2017年5月以降は、運営管理機関手数料(毎月証券会社(銀行)が受け取る口座管理料)も無料化しました。
※上記の十八銀行は月額450円かかります。
この差も非常に大きいですね。
20年間なら10万8000円も手数料の差が生じることになります。
楽天証券の関連情報
楽天証券はネット証券の中ではSBI証券に次ぐ、第2位の口座数を誇っている証券会社です(2017年3月末現在)。